肩の力を抜いて生きてたら人生楽しくなったお話

私は大好きな芸人さんがいました。
いつも小道具を持ってきて、みんなを笑わせるコンビの芸人さんでした。
同郷ということもあり、なおさら親しみを感じていましたが、最近はあまり見かけなくなりました。
ちょっと寂しい気持ちですね。
エンターテインメントの世界では、いろいろな芸風が生まれては消え、生まれては消えていく。という戦場のような場所です。
この世界で生き残った人には、それぞれ特徴があります。
では、その特徴とは何かというと常に自然体でいる人たちです。
さんまさんやビートたけしさんや所ジョージさんなど、ベテランのお笑い芸人は、ずっと自然体です。
肩に力が入っている勢いだけの笑い芸人はすぐに消えてしまいます。
僕も昔、すごい人になりたいと思っていたので、いつも自分に力を入れていました。
いつも自分より良くなろうとしていたので、自分中心の価値観や他人からの評価に縛られて、時には不自然な行動をとってしまうこともありました。
僕は過去にコンプレックスやトラウマを抱えていたのだと思います。
しかし、自分をよく見せようとすることに疲れてしまったのです。
友達も少なくなっていき、自分のことが嫌いになっていくようでした。
だけど、自然に振る舞って楽しく仕事に没頭したら、心が和み、自分の周りに人が集まってくるようになりました。
そして「無理をせずに自分らしく過ごせばいいんだ」と気づいたのです。
今まで僕はこれができなかった。
自分に余裕があると、周りの人も自分に余裕があり、友達ができて、なんとなく仲良くなっていく。
そういうことなんですよね。
それからは、どんどん色んな事がうまくいくようになりました。
今は自分が好きだし、自分のすることすべてが好きです。
人生は楽しいものだと心から思えるようになりました。